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縄文遺跡群が世界文化遺産に登録、北海道の関係者も歓喜 

 北海道や青森県、岩手県、秋田県に点在する17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」が27日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。札幌市中央区の北海道庁赤レンガ庁舎では、世界遺産登録に向けて活動してきた関係者らが世界遺産委員会の審議の様子をオンラインでライブ視聴。登録決定のアナウンスが会場に流れると、満面の笑顔で喜びを分かち合った。

 午後6時半から開かれたライブ視聴の会場には、北の縄文道民会議のメンバーをはじめ、道や道議会の関係者など26人が参加。世界遺産委員会の審議が予定よりも早く進み、午後6時50分すぎに登録決定が伝わると、会場内に「やったー」と歓喜の声が響いた。

 遺跡のある函館市や千歳市、胆振(いぶり)管内の伊達市、洞爺湖町、森町の5市町の首長からオンラインで「待ちに待った登録」「ほっとしています」など喜びのメッセージが届けられた後、鈴木直道知事や小畑保則道議会議長らがくす玉を割って登録決定を祝福した。

 鈴木直道知事はアイヌ文化や自然、食など北海道の魅力あるコンテンツに「世界文化遺産が加わった」と世界遺産登録の決定を歓迎。コロナ禍にある現在は観光誘客が難しいものの「国内外に向けた動画を制作・公開し、世界文化遺産に登録された北海道の宝を世界に発信したい」などと述べ、コロナの収束後に向けて積極的にPRを進める考えを示した。

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