ヘルスケア

自宅療養中の死亡が相次ぐ 首都圏では7月以降に15人

 ■何よりも感染者抑制

 自宅療養中の相次ぐ死亡を受け、4都県は対策に乗り出している。

 都は自宅療養中に症状が悪化した人を引き受ける酸素ステーションを新たに210床整備することを決定。軽症~重症に近い患者まで幅広く酸素投与を実施し、入院か引き続き自宅療養かを振り分ける。8月中の開設を目指しており、都の担当者は「少しでも安心して自宅で療養してもらえるよう準備を進めたい」と述べた。

 埼玉県も酸素ステーションを県内複数カ所に設置する。また、自宅療養の中等症患者の増加に備え、健康観察や診療にあたる協力医療機関を拡充する。

 千葉県は、血中酸素飽和度を測るパルスオキシメーターを自宅療養者向けに追加で確保するほか、民間事業者の活用により健康観察する体制の拡充を検討中だ。県担当者は「医療提供体制に限界があることを考えると、感染者の数を抑えることが重要。徹底的な感染対策の実施を呼び掛けていきたい」と語った。

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