ヘルスケア

新型コロナ、都内23日連続で前週同曜日を下回る 入院患者数は高水準

 新型コロナウイルスの感染が7月半ば以降、急拡大した東京都で新規感染者の減少が続いている。14日には23日連続で前週の同曜日を下回った。ただ、8月下旬のピークを境に下降に転じた重症者数は1月の第3波時を上回り、入院患者数も高水準にある。繁華街では夜間の人出も微増しており、都は不要不急の外出自粛と感染防止対策の徹底を引き続き呼び掛けている。

 都は14日、新型コロナの感染者が新たに1004人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は1243・7人で、前週比は55・7%だった。

 現在の第5波で、東京では8月13日に過去最多となる5773人の新規感染者が確認された。その後も1日当たり4000~5000人台が続いたが、23日以降は前週の同曜日を下回り、減少傾向が定着している。

 重症者数も8月28日に過去最多の297人に上ってから下降し始め、今月14日には208人となった。

 ただ、新規感染者数は第3波のピークだった今年1月7日(2520人)を大きく下回る水準となったが、重症者数はいまだ第3波で最多だった同月20日(160人)の1・3倍だ。入院患者数も今月13日時点で3467人で、都が確保している病床(6583床)の52・7%を占めている。今月9日の都のモニタリング会議では専門家が「医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している中、新規感染者数が再び増加に転じれば危機的状況となる」と警鐘を鳴らした。

 新規感染者のうち、10代以下の割合が上昇していることも懸念材料の一つだ。7月6日~12日は10代が6・8%、10歳未満が4・3%だったが、8月31日~9月6日は、それぞれ10・3%と8・8%に上った。新学期が始まり、学校での感染が家庭内感染につながる可能性もある。

 都医学総合研究所によると、歌舞伎町(新宿区)や六本木(港区)など7つの繁華街での人出は今月11日時点で、午後6時~午前0時は前週比で4・2%増加した。小池百合子知事は14日、新規感染者数の減少に触れながら、「感染者全体の数が減ると自宅療養者らへのケアもできる。引き続き(感染への)注意をお願いする」と警戒を緩めないよう求めた。

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