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仙台市で「U-25限定枠」 東北各自治体で若年層へのワクチン接種加速

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、10~20代の若年層を対象にした接種が東北の各自治体で加速している。仙台市などは16~24歳を対象にした優先接種を開始。青森県八戸市は中高生らを対象にした「ワクチンデー」を始める予定で、接種率の向上に向けさまざまな工夫を凝らしている。

 仙台市は8月に入り、10~20代の感染者が急増。宮城県と仙台市、東北大は16~24歳を対象にした優先接種「U-25限定接種枠」を今月6日から大規模接種会場で開始した。

 大規模接種会場の1日当たり約5千回の接種枠のうち、約500回分を16~24歳の若年層へ優先的に振り分けている。会場では高校生を含む若い人たちが次々に接種。16日、学校帰りに訪れたという仙台市泉区に住む高校2年生の女子生徒は「12月に修学旅行を控えており、ワクチン接種ができて安心した」と話していた。

 青森県八戸市は市内の小学6年と中学・高校生(高専生を除く)を対象に、25日から10月31日までの土・日曜日を「こどもワクチンデー」として、個別、集団でワクチン接種を実施する。個別接種は市内18カ所の医療機関が協力。集団接種は市内2カ所で行い、18日から予約を受け付ける。市によると、対象は約1万4600人。このうち、ワクチンデーでは個別2100人、集団4400人の接種を見込む。

 岩手県花巻市は、大学受験や就職活動を控えている高校3年生(市外からの通学生、市外への通学生を含む)と浪人生、大検受験予定者を対象に、ワクチン接種の優先枠を開設した。希望した497人が今月5日に1回目の接種を受け、26日に2回目の接種を受ける予定。また、高校受験を控えている未接種の中学3年生全員(479人)を対象に18日から予約を受け付け、24日から1回目の接種を始める。

 秋田県大館市はドーム施設での大規模接種を6月から続け、8月22日に10~20代を含む一般向け接種を完了した。12歳以上の市民約6万5千人のうち希望した約5万6400人が2回の接種を受け、接種率は86・7%に達する。同市は「大規模会場で1日当たり最大7500人の接種ができたので、優先順や年代の区別を設ける必要がなく、一気に進められた」と話す。

 山形県天童市は12~15歳(今月末時点)を対象に行う予定で、高校受験を控える中学3年生に接種券を17日に送付。22日には中学3年生以外にも送付する。それぞれ10月2、10日に1回目の集団接種を実施し、対象は700人。

 福島市は19日から6回、12~18歳と高校3年生対象の集団接種を予定しているが、約1千人の枠はすぐに埋まったという。同市保健所では「反響は予想以上。保護者の関心が高く、子供に接種を勧めたケースが多いのでは」(新型コロナワクチン接種対策チーム)としている。

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