ヘルスケア

ハエ、明るいと冬眠せず 都市化が妨害

 国内に広く分布し、冬眠して冬を越すナミニクバエは、都市の夜間照明や温暖化によって冬眠を妨げられていることが分かったと、大阪市立大と摂南大のチームが20日までに英王立協会の学術誌に発表した。

 摂南大の向井歩特任助教(昆虫生理学)は「都市環境が昆虫に与える影響の一端を明らかにできた。今後は幅広い種を対象に、どうやって環境に適応しているのかを明らかにしたい」とした。

 ナミニクバエは気温が低くなり、夜が長くなることで秋の到来を知り、冬眠する。室内で計約1800匹を観察した実験では、気温を15度に保ち、夜間に真っ暗になる環境では96%が冬眠に入ったが、満月の夜よりも暗い状態に相当する0・1ルクスの明るさの下では28%が冬眠に入らなかった。室温20度では、真っ暗でも17%、0・1ルクスだと65%が冬眠しなかった。

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