ヘルスケア

蔓延防止の解除初日、飲食店は安堵も…警戒感根強く

 宮城県に適用されていた蔓延防止等重点措置が解除された1日、県内全域の飲食店では営業時間の短縮要請や酒類提供の制限がそれぞれ解除され、多くの飲食店が通常営業を再開した。重点措置の解除に、多くの飲食店が客足回復への期待を寄せる一方で、一部の飲食店からは「どのくらいお客が戻るかは分からない」といった声も聞かれた。

 「今日は予約がバンバン入っている」。東北最大の繁華街「国分町」にある居酒屋「和と炭とヤキトリなみなみ」(仙台市青葉区)の菅原英則店長(53)は、思わず顔をほころばせた。同店は9月13~30日の重点措置の期間中、3日間を除き休業していたが、重点措置の解除を受けて1日から営業を再開。菅原店長は「久しぶりの営業で、期待も大きい」と力を込めた。

 「鉄板 松阪屋」(同市青葉区)は1日から営業を午後11時、酒類提供を午後10時までと、それぞれ3時間延ばした。渡辺啓将社長(30)は「営業と酒類提供の時間が延びたのは売り上げに大きい。仕入れも増やした」と語る。

 酒販事業者など関連業界にも恩恵が広がる。飲食店などに酒を卸す吉田酒店(同市太白区)の吉田智博取締役営業部長(33)は「注文は先週金曜日の倍に増えた」という。

 今後は感染対策を徹底していると県が認証した飲食店を対象に、プレミアム付き食事券の発行が今月中旬にも計画されており、飲食店や関連業界にはさらなる追い風になりそうだ。

 ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感も依然として根強い。創作料理居酒屋の「真都~マツ~」(同市青葉区)の大葉敬太店長(30)は「感染への警戒も残り、どのくらいお客が戻るかは分からない」と話した。(大柳聡庸)

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング