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【軍事情勢】韓国領内に「中国軍基地」が出現する日

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【軍事情勢】韓国領内に「中国軍基地」が出現する日

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 「最前線の米海軍基地」が「最前線の中国海軍基地」と化す戦略レベルの拙攻を促すのだが、韓国による日米の国益侵害は既に始まっている。2013年12月の韓国国会本会議において、わが国の集団的自衛権行使容認に向けた議論に対する《深刻な懸念表明》と《軍国主義化などの動きの即時中断を要求する》方針が決議された。

 見境なき反日

 日韓軍事筋によれば「日本の集団的自衛権推進を支持する米国やASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国を意識し、条文の文言を薄めた」というが、愚かな決議に変わりはない。ウクライナ情勢やイランの核開発、シリア内戦やパレスチナ和平など、米国は東アジア以外の安全保障問題に忙殺される。国防費も減り続け、安全保障上の「アジア重視」を公言したものの、どこまで実行できるか米国自身にも分からない。斯(か)くなる状況下では、アジアにおける最強の同盟国・日本の極めて積極的な対米軍事支援=集団的自衛権行使が不可欠となる。ヘーゲル長官が日本の集団的自衛権への取り組みを、2013年10月の外務・防衛閣僚による日米安全保障協議委員会(2+2)に比べ踏み込み「歓迎し、努力を奨励し支持する」と明言したのは、こうした内実にも因(よ)る。

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