【野口裕之の軍事情勢】「潜水できぬ潜水艦」韓国でトラブル続出 過剰に日本意識…チグハグな兵器体系
更新まず、数年間ドックに鎮座したままの1番艦の辛抱強さ。原因不明の騒音を修理中というが、契約を破りブラックボックスを分解し、元に戻せなくなったとの観測も、米国兵器に対する過去の「分解犯罪歴」に照らし有力説に浮上する。
続いて3番艦。艦名は安重根(アンジュングン)。初代首相・伊藤博文(1841~1909年)を暗殺したテロリストの名だ。相も変わらず日本に凄味を利かせたつもりの奇行ではあるが、哀れなほど「締まり」のない艦だ。独企業の締め付け強度要求を満たさぬボルトを韓国企業が製造し、艦橋と甲板を固定するボルトが緩んだり折れたり。
兵器輸出、8年で14倍強
しかし、3番艦の韓国企業製作のスクリュー・プロペラに2014年、151カ所もの亀裂が見つかったと聞き、笑っては気の毒だと思った。敵を待ち伏せする通常型潜水艦の命は静粛・隠密性で、日本企業は芸術的ともいえる精度でプロペラを仕上げる。1カ所の傷でさえ「個性的な雑音」を発出し、敵に艦名まで割り出される危険を伴うのに、151カ所とは…。ドイツ製に交換と成った次第。
