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【フィギュア】羽生結弦、4度目優勝も「こんな演技しないために練習する」

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【フィギュア】羽生結弦、4度目優勝も「こんな演技しないために練習する」

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 「二度とこんな演技をしないために、明日からでも練習したい」。こう言いつつ、しっかりと4連覇を手にしたあたりは、エースの地力だ。

 羽生結弦(はにゅう・ゆづる、ANA)のフリーは、後半の2本の転倒で珍しく崩れた。4回転-3回転の連続ジャンプの1本目が回転不足で転倒。単発に終わると、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3回転の連続も1本目でまたも転んでしまった。その後の2種類のジャンプにもミスがあり、得点も183.73点と伸びなかった。

 「悔しい気持ちがメラメラ煮えたぎっている」。午前の練習で村上とぶつかるアクシデントがあったにもかかわらず、冒頭の2種類の4回転がいずれも出来栄え(GOE)で最高の3点を獲得する絶好の幕開けだった。それだけに、悔やむ気持ちも大きくなった。

 平昌五輪までには、「まだそうじゃない」と話す絶対王者へ登りつめる覚悟だ。2戦続けてSP、フリー、合計で世界歴代最高得点をマークしたGPファイナルの後、関係者らと「(世界の)2位以下を大きく引き離した今の状態で、五輪を迎えられるようにしよう」と方針を確認した。

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