アクションだけじゃない 俳優として挑んだ歴史大作 映画「ライジング・ドラゴン」 ジャッキー・チェンさんに聞く
更新《36もの部族がひしめく砂漠地帯。治安維持と国境防衛を任された西域警備隊司令官、フォ・アン(チェン)は、謀略により反逆者の汚名を着せられ、今は西域辺境の関所、雁門関に追放され、部下と共に街の外壁修理に従事する奴隷労働者に身を落としていた。そんなある日、フォ・アンは自らの軍勢を引き連れてきたローマ帝国将軍、ルシウス(ジョン・キューザック)と出会う。少しずつ友情を深めていく2人だったが、そこへ突如、暗殺された執政官、クラッススの長男、ティベリウス(エイドリアン・ブロディ)がローマ帝国最強の軍勢を率いて攻め込んできた》
慎重に出演作選び
悲壮な覚悟を語ったはずの「ライジング・ドラゴン」出演後もしれっとアクション映画に顔を出し続けるチェンは、いい意味でファンを裏切り続けつつ、アクションよりも、より友情物語に重きを置いた本作でのような落ち着いた役どころにも挑んでいる。現地報道陣には「要するに僕は『ジャッキー・チェンは俳優なんだ』と知ってもらいたいのです」と現在の心境を語る一方で、「同じ仕事(アクション作品)ばかりしていれば誰も映画を見てくれなくなってしまうでしょう」と吐露し、今後のキャリアプランのあり方に危機感を持ち合わせていることも明かした。理想の俳優像は米国の名優、クリント・イーストウッド(85)で、高齢の彼が俳優や監督に元気に挑む姿に大いに勇気を与えられたそうだ。

