被災地の小中学生2万5000人減少 少子化に追い打ち 全国平均を上回る
更新好環境求め遠方へ
より良い教育環境を求め、子供を転校させる親も多い。東京電力福島第1原発事故で避難指示区域となった福島県大熊町の町立小学校は、学校ごと福島県会津若松市に移転した。この学校に娘を通わせる30代の女性は、住宅再建や進学を機に、会津若松からさらに遠方に転校する子供が増えていると感じる。「娘も仲良しの友達がいなくなり、寂しい思いをしている。かわいそう」とうつむいた。
子供の減少を加速させた震災は、学校が地域から消えるきっかけにもなった。宮城県東松島市立野蒜小は2月下旬、閉校式を開いた。津波被害に遭った校舎を前に、青や赤の風船が舞う。「当たり前にあった学校がなくなるのは寂しい」。児童や卒業生約600人が別れを惜しんだ。4月に別の小学校と一緒になり、新しく生まれ変わる。
