【試乗インプレ】高級感アップ “美”にこだわった500万円台のベンツ「Cクラスクーペ」(前編)
更新FRならではのコーナリング性能
それにしても運転席からの視点が低い。最低地上高は115ミリ。筆者の目線はなんとガードレールと同じ高さで、周囲のクルマがいつもよりも大きく見える。そりゃ、地を這うように高速道を走れば体感スピードだってぐんぐん増す。
タイヤサイズは前225/40、後255/35、19インチの低扁平ラバーを履いており、路面の荒れやロードノイズを拾いやすい。箱根や首都高の曲がりが続くセクションでコーナリング性能を試してみたが、低扁平タイヤ+FRということもあり、かなり鋭くコーナーを曲がっていく。硬めに絞った足回りやボディ剛性もかなり好印象。スピードを上げてもナーバスになることはないので、安心してハンドルを握ることができる。ただし、この感覚が味わえるのは「スポーツ」か「スポーツ+」モードを選択しているときだけだ。
各モードで、様々なスピード域で走ってみたが、ずっと気になったのは静粛性だ。先ほども書いた通り、外部ノイズやエンジン音がそれなりに車内に響いてくる。エンジン音はクルマの魅力の一つだが、ドライバーのやる気を掻き立てるようなサウンドかというと、そういうわけでもない。最も穏やかなエコモードでも十分な遮音はできていなかった。静粛性と乗り心地を追求したコンフォート性能を取るのか、逆にもっとエンジンサウンドを作り込んでスポーティー路線に振るのか、もう少しクルマの性格をはっきりさせてほしいと感じた。
“美”へのこだわりに妥協なし
箱根でクルマを止めて内外装をじっくり見てみる。ボディサイズは全長4705×全幅1810×全高1405ミリ。ホイールベースは2840ミリ。クーペはセダンと比較して全高で40ミリ、最低地上高で25ミリほど低いので、全体的にロー&ワイドなフォルムだ。

















































