【試乗インプレ】コルベットの6.2Lエンジンを“移植”したキャデラック「CTS-V」
更新日本国内19店舗(※5月現在)という正規ディーラー数も増やすべきだ。どこにいても気軽に試乗できる環境が整いさえすれば、クルマの魅力もおのずと伝わるはず。GMがどこまで先行投資に踏み切れるかが鍵となってくる。
そして「左ハンドル問題」だ。既存のキャデラックユーザーはそれほど気にしないかもしれないが、「実はキャデラックにも興味がある」という潜在顧客が“左ハンドルのみ”という理由だけで購入を断念するケースは容易に想像できる。もちろん、高い収益が見込める中国に経営資源を優先的に集中するのは理解できる。しかしながら、こういうところにメーカーの日本市場に対する姿勢や本気度が表れると思うし、何より右ハンドルの導入は、その感覚に慣れている日本人ドライバーにとって親切であり安全だ。実際、コインパーキングで発券機や精算機を使用するときにわざわざクルマから降りるのは面倒極まりない。後ろに並ぶクルマも待たされると迷惑だろう。
ぜひキャデラックの良い個性はそのままに、もっと日本人が買いやすい、乗りやすい環境を整えてくれることを期待したい。ドイツ御三家に対する“信奉”が強い日本でブランド力を浸透させるには時間がかかるかもしれないが、こればかりは地道に認知拡大を図るしかない。とにかく、日本市場で受け入れてもらうには右ハンドルの設定を検討してもらいたい。クルマの出来は素晴らしいのだから。(産経ニュース/SankeiBiz共同取材)
※今回試乗したのは「CT6」「CTS」「CTS-V」「ATS」「ATS-V」の5車種。写真は一部、魚眼レンズを使用しています。
■主なスペック キャデラックCTS-V(試乗車)
全長×全幅×全高:5010×1870×1465ミリ
ホイールベース:2910ミリ
車両重量:1910キロ
エンジン:V型8気筒OHV/6K(インタークーラー/スーパーチャージャー付)
総排気量:6.2リットル
最高出力:477kW(649ps)/6400rpm
最大トルク:855Nm(87.2kgm)/3600rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)265/35ZR19(後)295/30ZR19
定員:5名
燃料タンク容量:72リットル
平均燃費:17MPG(約7.2キロ/リットル)
ステアリング:左
車両本体価格:1335万円














































