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その額17億円とも、トランプ大統領が乗る「ビースト」 核攻撃にも耐えるという仕様とは

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その額17億円とも、トランプ大統領が乗る「ビースト」 核攻撃にも耐えるという仕様とは

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 1914年6月、ボスニアのサラエヴォにて車に乗っていたオーストリアのフランツ・フェルディナント大公夫妻が暗殺された事件は、第一次世界対戦の引き金となった。この際はテロをいったん回避しながら、偶然にも暗殺グループの逃走先の近くに車を差し向けたため、凶行に遭った。

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 犯行グループとつながりのあったとみられたサラエボにオーストリアが宣戦布告、関連国が次々と参戦し、欧州は戦火に包まれた。毒ガスが漂う塹壕で白兵戦を行う悲惨な戦争により、約3700万人が犠牲になったとされている。

 英国では11月になると多くの人が胸に赤いポピー(ケシ)の造花を付け、戦争博物館では戦車などにも飾り付けられる。造花は、第一次大戦の休戦協定が結ばれた1918年11月11日(現在は戦没者追悼記念日となっている)に合わせ、退役軍人のために募金するともらえるものだ。激戦で荒廃したベルギー・フランダースの戦場跡に、真っ先に芽生えた植物が赤いポピーだったことに由来するという。約100年前の出来事が、いまも人々の心を揺り動かすのだ。

 影武者

 こうした暗殺を防ぐために有効な手段の一つは“標的”の位置を隠すこととされる。そのため「ビースト」も常に2台が運用されている。どちらに大統領が乗っているのか、わからないようにするためだ。これは大統領専用機「エアフォース・ワン」や専用ヘリ「マリーン・ワン」でも同様だ。その性能は全てが明らかにされているわけではないが、核兵器の爆発による電磁パルス攻撃を防ぐためのシールドをはじめ、赤外線追尾ミサイルを妨害するフレアや、レーダー誘導ミサイルを妨害するチャフといった最新の防御機器を備えている。

このニュースのフォト

  • 「ビースト」に乗って夕食会場を後にするトランプ米大統領とメラニア夫人=5日午後、東京・銀座
  • 皇居に入るトランプ米大統領の車列。同じナンバープレートを付けた大統領専用車が2台走る=6日午前、東京都千代田区
  • 来日したトランプ米大統領の車列=6日午後、東京都千代田区
  • 韓国訪問のため、米軍横田基地に向かうトランプ米大統領を乗せた大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」=7日午前、東京・六本木
  • 車体前面にポピーの造花が置かれた、博物館収蔵の英戦車「チャーチルMk.7」(2011年11月、英ドーセット州ボービントン、岡田敏彦撮影)
  • 博物館の英戦車「チャーチルMk.7」に飾られたポピーの造花(2011年11月、英ドーセット州ボービントン、岡田敏彦撮影)
  • 米軍横田基地に到着し、専用ヘリコプター「マリーン・ワン」を降りるトランプ米大統領とメラニア夫人=7日午前、東京・米軍横田基地(桐原正道撮影)
  • トランプ米大統領の警備で、都心上空を飛び交う米軍ヘリ=7日午前
  • トランプ米大統領の乗機「エアフォース・ワン」=東京・米軍横田基地

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