【CMウォッチャー】JAL ハワイ在住の長谷川潤さんの起用で“自然と美しさ”表現
更新そんなハワイ線は、来年3月下旬に切り替わる航空ダイヤ(31年夏ダイヤ)から、これまで以上に大激戦区になろうとしている。
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全日本空輸(ANA)が東京(成田、羽田)-ハワイ線に総2階建て超大型機A380型機を導入することで、座席供給量が32年度にかけて大幅に増えるのだ。
ハワイの自然の魅力をPRする一方、JALがANAとの搭乗客の獲得争いに対応するために打ち出したのが「顧客満足度の向上」だ。ニーズが多様化する中で、それぞれに合わせたサービスを提供していこうというもの。
たとえば、成田発-ホノルル・コナ行きのエコノミーとプレミアムエコノミーの機内食を限定メニューへ切り替えており、ビジネスクラスでは10月1日から成田・関西国際・中部国際発-ホノルル・コナ行きでは機内食を好きなときに食べられるようにした。提携ホテルなら昼12時にチェックインできる「アーリーチェックイン・サービス」を導入したりと、「お客さまはハワイで楽しくすごそうと期待を膨らませている」(開発担当者)ため、快適さを追求している。
CMイメージキャラクターの長谷川さんも「3歳と5歳の(小さな)子供がいるので、ホテルのアーリーチェックイン・サービスは楽しみ」と親目線でサービスをアピールした。
また、ホノルル空港での機能強化も行い、専用ラウンジを2カ所に増設したほか、来春には自動手荷物チェックイン機をJALとして初導入する。
長谷川さんを起用して、まるでハワイのイメージ映像のようなでき映えのたおやかなCMだが、それはJALの奥底に燃える対抗心を覆い隠しているともいえそうだ。





