来年は下落率高い「午尻さがり」 十二支別の騰落率では最下位
更新来年えとの午(うま)年は、市場関係者の間で「辰巳(たつみ)天井、午尻さがり」と言われ、十二支の中でこれまで、下落率が高い。
前回の午年だった2002年はITバブル崩壊直後で日経平均株価は約19%下落、その前の1990年は前年末の大納会についた過去最高値3万8915円から約39%の大幅下落となり、バブル崩壊を象徴する年だった。戦後5回の午年の平均はマイナス7.5%で、十二支別の騰落率では最下位だ。
一方、午年は景気回復の初期段階である「はしり」の時期に重なりやすい。2002年は、最終的に73カ月続いた「いざなみ景気」が2月に始まり、1966年は57カ月続いた「いざなぎ景気」の初期段階であった。その他の3回もすべて景気拡張局面だった。
「辰巳天井」の「巳」にあたる今年は、株価が大幅に上昇した。市場では、「来年は消費税増税があり、経済が衰退する局面に陥る可能性も否定できない」(末沢豪謙SMBC日興証券金融財政アナリスト)と、来年も格言通りの年になってしまうことを警戒する声がある。
