SankeiBiz for mobile

6月企業物価1.7%上昇 消費増税分除き 脱デフレの動き鮮明

記事詳細

6月企業物価1.7%上昇 消費増税分除き 脱デフレの動き鮮明

更新

 日銀が10日発表した6月の企業物価指数(2010年平均=100、速報値)は、消費税率引き上げの影響を除いて前年同月比1.7%上昇の103.3となり、企業同士で取引されるモノの価格は脱デフレの動きが鮮明になってきた。ただ、今後の消費者物価の上昇に懐疑的な企業も多く、企業物価の上昇分を小売価格に転嫁できなければ、日銀の物価上昇率目標には“黄信号”がともる。

 燃料価格押し上げ

 増税影響を除く企業物価指数の上げ幅は、4月1.5%、5月1.6%と毎月拡大している。品目別では、全818品目のうち上昇は431品目、下落は309品目。昨年9月から10カ月連続で上昇品目数が下落品目数を上回っている。

 今回の公表から、録画再生装置とビデオカメラの2品目を調査対象から外した。海外生産移管が進んで価格の調査が難しくなったためだ。調査統計局の大山慎介・物価統計課長は「幅広い品目で価格が下がりにくくなっている」と説明した。

 増税影響を含めた6月の企業物価指数は106.3と前年同月比4.6%上昇した。08年10月(106.5)以来の高水準で前年比プラスは15カ月連続。

 増税影響のほか、イラク情勢の緊迫化などによる燃料価格の上昇が全体を押し上げた。

ランキング