東京株3日続落 「官製相場」の不安定さ露呈
更新日米欧の「緩和マネー」による急ピッチの円安・株高の流れに歯止めがかかった。中国やギリシャの経済不安などで投資家心理が弱含み、9~11日の3日間で日経平均株価は約680円も下がった。本格的な調整局面入りとの見方は少ないが、政府・日銀による「官製相場」の不安定さも浮かび上がった。
10月末の日銀の追加金融緩和前から、1万8000円台に乗せた今月8日までに日経平均は約2300円も上昇。円相場も1ドル=109円台から121円台まで円安が進んだものの、市場では先行きへの楽観と不安が交錯していた。
今回、投資家がリスク回避に動いたきっかけは、9日の上海市場。11月下旬の利下げを受けて株が買われていたが、中国当局が資金調達の際の担保として低格付けの債券を認めないと発表し、投資家心理が冷え込んだ。
ギリシャの政治的混乱への懸念も強まった。ギリシャ政府は来年2月予定の大統領選を今月17日に前倒しすると発表したが、国会の投票で6割以上の支持を得られなければ解散総選挙となる。ギリシャでは、欧州連合(EU)懐疑派の政党の支持率が高く、総選挙になれば、EUの支援で財政緊縮化を進める与党が敗北する可能性もある。
