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11月の非正規雇用、初の2000万人超 完全失業率は3.5%横ばい

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11月の非正規雇用、初の2000万人超 完全失業率は3.5%横ばい

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 総務省が26日発表した労働力調査によると、11月の非正規労働者数は前年同月比48万人増の2012万人となった。非正規労働者数の統計を取り始めた1984年以降、同調査で2000万人を超えたのは初めて。

 役員を除く雇用者全体に占める割合も38.0%と、今年2月に次ぐ過去2番目の高さだった。

 総務省は11月に非正規労働者が増えた背景として、医療・福祉分野で非正規の就業者数が増えたことを挙げた。また長期的に比率が上昇している理由として「企業で定年後も働ける継続雇用制度の普及や子育てが一段落した女性の就業が増えている」と分析。企業の正社員採用への慎重な姿勢などもあるとみられる。

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