米原油在庫「80年で最高水準」 生産量調整に時間、不安定な価格続く
更新米エネルギー情報局(EIA)が11日発表した米週間石油統計で、原油の民間在庫量が前週より490万バレル多い、4億1790万バレルに達した。EIAは「少なくともこの80年間で最高の水準」としている。米国では原油安のあおりで石油関連企業の事業縮小発表が続いているが、生産量の調整に時間がかかるとの見方も再燃している。
統計では、1日当たりの原油生産量も前週より4万9000バレル多い922万6000バレルとなった。こちらも1983年から記録されている週次のデータとしては史上最高だった。
発表を受けて、11日のニューヨーク原油先物相場は続落。指標の米国産標準油種(WTI)3月渡しは前日比1.18ドル安の1バレル=48.84ドルで取引を終えた。1バレル=50ドルの大台を割り込むのは1週間ぶり。
米国では原油価格の水準が昨年6月から半値以下になっていることで、石油関連産業で事業縮小の動きが目立っている。
