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「いずも」を空母と呼んではダメですか 中国に説明しても無駄なら開き直れ

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「いずも」を空母と呼んではダメですか 中国に説明しても無駄なら開き直れ

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 自衛隊の現状をCCTV取材陣は、百も承知の上で「准空母」という少々オーバーな表現を使ったのだろう。「日本脅威論」を印象づけ、「だから中国も空母が多数必要だ」との世論を醸成しようという意図がみえみえだった。

 彼らに「いずも」は空母でなく、日本には平和憲法があり、防衛相は「攻撃型空母は保有できない」と国会で答弁している云々(うんぬん)、といくら説明してもムダである。

 中国には諸民族の平等を高らかにうたい、言論・出版・集会の自由はもちろん、信仰の自由さえ保障した憲法がある(電話盗聴やネット監視が日常茶飯事になっているといわれる彼(か)の国では信じがたいことではあるが、憲法では通信の秘密も保障されている)。

 先日、中国の知人に「素晴らしい憲法をお持ちですね」と言ったら「嫌みにもほどがある」と怒られた。彼らは自国でも他国でも憲法を床の間の置物とすら思わず、幻想も抱いていない。

このニュースのフォト

  • 就役した海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の甲板で、式典に臨む隊員=3月25日午前、横浜市磯子区
  • 就役する海上自衛隊最大の艦艇、ヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」=3月25日午前、横浜市磯子区
  • 海上自衛隊の最大艦となるヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が引き渡された=3月25日午前、神奈川県横浜市(小野淳一撮影)
  • 海上自衛隊の最大艦となるヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」が就役し横須賀に向けて出港した=3月25日午後、神奈川県横浜市(小野淳一撮影)

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