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【ウエスト・サイド・エコノミー】JINS、米国1号店“好発進” ブランド認知度ゼロでもウケる理由とは

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【ウエスト・サイド・エコノミー】JINS、米国1号店“好発進” ブランド認知度ゼロでもウケる理由とは

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 市場規模は6倍

 日本の眼鏡市場の規模は約4000億円とされるが、米国はその6倍近い約2兆3800億円。日本は価格競争が激化し、低価格の眼鏡が市場にあふれているが、米国では平均300ドル(約3万6000円)と比較的高い。JINSはそこに、60ドル、80ドル、100ドル、120ドルという4つの価格で参入した。常時1200種類以上の商品を取り扱う。

 しかも、米国では視力測定から商品の受け渡しまで1週間ぐらいかかることは普通だが、同店では受け付け(会計)からわずか30分で完成する。

 フレームを選び、処方箋を提示し、レンズを決める。代金を支払うと、眼鏡は店舗奥にあるガラス張りのスペースの中にあるレンズ自動加工機「KANNA(鉋(かんな))」にセットされる。コンベヤーで運ばれるように進む製造工程がすべて見えるため、客は自分が注文した眼鏡が完成する光景を携帯電話のカメラ機能で撮影するなどしていた。同社経営企画マネジャーの木村亮介さんは「眼鏡の料金は、どこにお金がかかっているのかよく分からないじゃないですか。でもガラス張りで見せることで、信頼性も上がると考えています」と話す。

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