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パフォーマンス好きのプーチン氏 今度はクリミアで沈没船捜索

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パフォーマンス好きのプーチン氏 今度はクリミアで沈没船捜索

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 【モスクワ=黒川信雄】ロシアのプーチン大統領は18日、同国が併合したウクライナ南部クリミア半島に面する黒海で、自ら潜水艇に乗り込んで中世の沈没船を捜索するパフォーマンスを行った。

 プーチン氏は深さ83メートルまで潜り、10~11世紀ごろのものとされる沈没船の残骸を確認。さらに潜水艇の中から、同氏に随行して地上にいたメドベージェフ首相と交信した。地上に戻ったプーチン氏は記者団に「非常に興味深い品々だった」と述べ、10世紀ごろのものならば、国家としてのロシアが形成され始めた時代と合致すると強調した。

 クリミア訪問にはショイグ国防相やマトビエンコ上院議長ら主要閣僚が随行し、ロシアの観光産業やクリミアの先住民族問題に関する会議を実施。ウクライナのポロシェンコ大統領は「挑発行為だ」として強く非難した。

 プーチン氏はこれまでも潜水艇でバイカル湖に潜ったり、クリミアに近いアゾフ海沿岸でスキューバダイビングを行い、古代の壺を発見したりするパフォーマンスを行っている。ただ、この壺をめぐって政府関係者は後に、プーチン氏のために“埋設”されていたものだと認めている。

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