なぜ?韓国人のクロアチア観光客が激増 “対日”では政府の思い通じず
更新クロアチアを訪れる外国人観光客(10月末現在、いずれも同大使館まとめ)は近隣国のドイツ(210万5265人)、スロベニア(116万1871人)、オーストリア(108万人9835人)がトップ3入りする中、距離も心理的にも遠い東アジアの韓国は堂々の12位。13位の米国(30万4850人)、19位の日本(14万7459人)、そして26位の中国(8万3932人)を押しのけた格好だ。
テレビ番組で爆発的人気に
なぜ韓国人にクロアチアが人気なのか。バルカン半島に位置する同国には「アドリア海の真珠」と呼ばれるドブロブニクを始め、中世都市の世界遺産や豊かな自然など魅力的な観光スポットも多い。ただ、フランスやイタリア、ドイツなどのような観光大国とはいえない。
韓国で注目され始めたのもごく最近で、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで徐々に関心を呼び、テレビ番組で紹介されたことで爆発的になったという。朝鮮日報によると、13年から14年にかけて放送された人気旅番組のロケ地にドブロブニクなどが紹介され、女性や中高年層を刺激したようだ。14年の韓国人観光客数は26万万3756人で、前年(7万4001人)の3倍以上にまで増えたという。

