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東京株終値 3カ月半ぶり1万7000円割れ 昨年末比2078円下げ

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東京株終値 3カ月半ぶり1万7000円割れ 昨年末比2078円下げ

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 週明け18日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日続落し、終値は前週末比191円54銭安の1万6955円57銭だった。終値で1万7000円を割り込んだのは、昨年9月29日以来約3カ月半ぶり。下げ幅は一時482円に達した。ただ、18日の中国・上海株式市場が底堅く推移し、取引終了にかけて下げ幅を縮めた。

 平均株価は今年に入ってからの10営業日のうち、終値が前日比で上昇したのは1営業日(13日)のみ。18日終値を昨年末終値と比べると、2078円(10.9%)下げたことになる。

 年明け後の世界的な株安の要因となっている原油相場の下落には歯止めがかからず、17日のニューヨーク原油先物相場では時間外取引で一時、約12年3カ月ぶりの安値水準となる1バレル=28.36ドルをつけた。

 18日の東京株式市場は、原油相場の下落や前週末の米国株急落を受けて、平均株価は大幅続落で始まった。投資家のリスク回避姿勢が強まり、東京外国為替市場では比較的安全な資産とされる円が買われ、一時は1ドル=116円台まで円高ドル安に振れた。円高進行による輸出企業の採算悪化懸念も相場の重荷となった。

 一方、同日の上海市場は小幅反発して、市場全体の値動きを示す上海総合指数は、前週末比0.44%高の2913.84で取引を終えた。

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