石原再生相、甘利氏の成長重視路線を継承 自身の立場封印も、かじ取り多難
更新石原伸晃経済再生担当相は2日の衆院本会議で示した経済に関する所信で、名目国内総生産(GDP)600兆円達成のため成長と景気刺激を重視する姿勢を打ち出した。アベノミクスの「司令塔」として甘利明前担当相の成長重視路線を継承し、自身の財政再建派と目される立場は封印した格好だ。ただ、中国経済の失速で国際経済は動揺し、国内景気回復の勢いも鈍い。経済政策のかじ取りは難しい局面にある。
「成長と分配の好循環を強固なものとする」。石原氏はこう述べ、デフレ脱却の決意を示した。
石原氏は、6月をめどにまとめる経済財政運営の指針「骨太の方針」で「600兆円経済の実現に向けた全体像を示す」と表明。年3%の高い成長が必要なGDP目標の達成を強調し、成長重視の姿勢を受け継ぐことを印象づけた。
また、「生産性革命」などを軸にした成長戦略の策定を進め、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は「早期発効に向けて取り組む」とした。財政再建は、2020年度の健全化目標を堅持し、「達成に向けて取り組む」とした。
