韓国航空業界がどうもおかしい… 乗客の罰則強化、安全軽視トラブル相次ぐ
更新今年1月、フィリピン・セブ発釜山行きの韓国の格安航空会社(LCC)、ジンエアー機が完全にドアが閉まっていなかったとみられる状態で飛行、セブに引き返した。同機は離陸約30分後、高度約1万フィート(約3048メートル)でトラブルが判明。聯合ニューステレビが伝えた機内の映像では、前方左側ドアの開閉部分に手の指が入るほどのすき間が開いていた。乗客は「風が入ってきた。気圧の影響で頭痛がした」などと語ったという。一歩間違えれば大惨事につながった可能性もある。
韓国のLCCでは昨年12月にも済州(チェジュ)航空機が装置の不具合で急降下するトラブルがあったほか、東京都小笠原村の硫黄島にある海上自衛隊の飛行場に3月、同航空機のソウル発サイパン行きが、エンジンに振動が発生したとして緊急着陸している。
日韓間の旅行にLCCは人気で、ジンエアーも済州航空も関西国際空港に乗り入れている。ナショナルフラッグの大韓航空は言うまでもなく就航している。航空法で機内環境の改善を推進するのもいいが、まずは安全第一でお願いしたい。
