ピースでボーッとしている人たち 海自派遣に反対しながら守られる
更新「自衛隊は『自衛隊は要らない』『自衛隊は憲法違反だ』と言っている人たちも、分け隔てなく守る」
自分たちに理解がなく、能天気で国際情勢に疎い無責任な人たちであっても、現役の自衛官らが嫌な顔一つせず淡々と守っている姿に頭が下がる。せめて、OBたちの発信からその本音をくみとりたい。
7年前のピースボート護衛の時には、安倍晋三首相(当時・元首相)は自身のメールマガジンで次のように訴えていた。
「(自衛隊の派遣そのものに反対しておきながら)自分たちの船がいざその危険な海域に出たら守ってもらいたいと依頼する。『恥を知れ』と言いたいと思います。ピースでボーッとしている人たちと思っていましたがあきれました」
「平和(ピース)ボケ」と引っかけた言葉だろう。在日米軍の駐留経費の全額負担を求めるドナルド・トランプ氏が、米大統領の有力候補となっている中で、安全保障関連法の廃止法案を国会に提出した野党もまた、「ピースでボーッ」としているようにみえる。
(論説委員兼政治部編集委員)
