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【参院選】アベノミクス「果実」争点へ、経済政策めぐり与野党党首ら応酬

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【参院選】アベノミクス「果実」争点へ、経済政策めぐり与野党党首ら応酬

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 共産党の小池晃書記局長は東京・八王子市で「EU離脱で株価は暴落している。アベノミクスはどこからみても破綻したことがはっきりした」と訴えた。

 これに対し、首相は街頭演説で「野党に代案はない。アベノミクスをやめてしまえば(民主党政権の)暗い時代に戻ってしまう」と強調した。公明党の山口那津男代表は横浜市で「自公政権でなくては難局を乗り越えられない」と力説した。

 さらに、新たな争点になりそうなのが財源問題だ。

 首相や与党は、アベノミクスによる税収の上振れ分を「果実」と呼び、社会保障の充実策や1億総活躍プランに基づく保育や介護の受け皿確保の財源に充てるとしてきた。景気の下支えを図る平成28年度第2次補正予算案も編成するが、その財源もアベノミクスの「果実」が選択肢となる。

 ところが、英国のEU離脱決定で円高・株安が進み、企業収益に悪影響が生じて税収が減る恐れが出てきた。8月には29年度予算案の概算要求もあるが、財源の見通しが立たなければ混乱も予想される。赤字国債の扱いも含め財源と政策遂行の優先順位が問われることになりそうだ。

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