【論風】よろめく世界経済 新興国減速で視界不良続く
更新◆好調インドにも影
いわゆるBRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の中で好調なのはインドだけだ。1980~2013年のインドの年平均成長率は6.21%だったが、14年から加速し、14年には7.24%、15年には7.34%の成長率を達成している。
IMFの予測によると、16年はさらに加速し7.45%になるという。しかし、世界経済全体が減速する中でいつまでインドだけが高成長を続けられるかは定かではない。BRICS諸国の中で南アフリカも成長率を落としており(15年1.28%)、世界経済の先行きは不透明だ。
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【プロフィル】榊原英資
さかきばら・えいすけ 東大経卒、1965年大蔵省(現財務省)入省。ミシガン大学に留学し経済学博士号取得。財政金融研究所所長、国際金融局長を経て97年に財務官就任。99年に退官、慶大教授に転じ、2006年早大教授、10年4月から現職。神奈川県出身。75歳。
