韓国・海運大手破綻は「恥さらし」「政府の無能」 世界に大迷惑、メディア憤慨
更新米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)によると、海上を漂う積み荷の総額は、約140億ドル(約1兆4200億円)。韓国サムスン電子でも、3800万ドル相当の積み荷が韓進の船に積まれたままになったという。
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年末商戦で在庫を仕入れる時期と重なったため、荷主は急きょ別の輸送業者に切り替えるなどの対応を迫られ、同紙は「クリスマスの時期に在庫不足に陥るとはみていないが、この状態が長引けば長引くほどリスクは増す」とのアナリストの意見を紹介した。
日本企業とばっちり
荷降ろし問題を解消するため、韓進グループの趙会長は私費で400億ウォンを拠出、大韓航空も韓進の米ロサンゼルスにある資産を担保に600億ウォンを融資する方針だ。
しかし、事態の大きな改善にはつながっていないようだ。朝鮮日報(日本語電子版)によると、9月11日現在でも「海を漂っている船舶は70隻」と報じ、約35万個コンテナの荷降ろしはいつになるか分からない状態と伝えた。
韓国内では、同国の現代商船による韓進の資産買い取りを通じた救済も検討されているもようだが、抜本的な生き残り策は見いだせていない。
