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人口増加でごみ問題深刻化 ミャンマー・ヤンゴン、1日2800トンに嘆き節

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人口増加でごみ問題深刻化 ミャンマー・ヤンゴン、1日2800トンに嘆き節

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 ミャンマーの最大都市ヤンゴンで、増え続けるごみの問題が深刻化している。ヤンゴン当局によると、現在の市内発生量は1日当たり2800トンに達しており、人口増などが要因で増加傾向が続いている。これといった決め手がなく、当局も頭を悩ませている状態だ。現地紙ミャンマー・タイムズが報じた。

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 ヤンゴンは、数年前まで人口500万で、1日当たりの廃棄物発生量が1000トン程度だった。しかし、経済成長に伴って人口流入が続き、現在は600万人を超えたという。市当局は、人口増と比例してごみの量も増えているとし、住民の投棄に対する意識が低いのも問題だと指摘した。

 同国は5~10月が雨期に当たる。ヤンゴンでは下水溝や排水口などにごみが詰まり、洪水が発生する事例が急増しているという。今年は4月から1管区当たり100人を動員して詰まったごみの撤去作業を行ったものの、5月初めには早くも洪水が発生した。

 当局の清掃担当者は「ごみの軽率な投棄が原因で洪水被害を受けているのに投棄が後を絶たず、きりがない。確かに清掃は当局の仕事だが、軽率な投棄は無責任な行為だと自覚してほしい」と嘆いた。この担当者によると、ここ数年でペットボトルなどの生活ごみの量が増加しているという。

 今年5月には、日本のJFEエンジニアリングがヤンゴンに廃棄物焼却発電施設を完成させるなど、新しい動きもみられる。この施設は、1日当たり60トンの廃棄物処理が可能で焼却過程で生じる排熱を発電に利用する。

 現在、ヤンゴンの廃棄物処理は埋め立てが中心のため、環境汚染の危険性もある。今後、リサイクル体制の充実や廃棄物処理施設の増設を実現すると同時に、住民の意識改善でごみの発生量を削減していけるか。当局の頭を悩ませる状況は当面続いていきそうだ。(シンガポール支局)

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