韓国製造業の憂鬱 自慢の造船事業、受注合戦“衝撃の敗北” 成長力は枯れたのか
更新報告書は、2015年から25年にかけて韓国の各業界の世界シェアがどう変化するか予測。自動車は5.2%から3.8%に、造船は36.2%から20.0%に、家電は3.1%から2.5%にそれぞれ低下するとしている。上昇するのは半導体や防衛産業などごく一部だ。
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後退の主な要因として高い人件費など生産環境の弱さがあると指摘。その上で「中国はすべての産業で質的高度化を推進している。今後、中国が韓国のさらに強力な競争相手に浮上する」と警鐘を鳴らす。
衰退を避けるには、生産性の向上が欠かせないという。まるで日本と同じだが、その日本にも後れを取っているとの分析もある。
実は時代遅れ
「韓国の製造業のロボット密集度は世界最高水準」。中央銀行の韓国銀行による報告書を取り上げたハンギョレ(日本語電子版)は誇らしげに報じた。
韓国製造業の従業員1万人当たりのロボットは、2015年で531台で世界最高となった。シンガポール(398台)や日本(305台)、ドイツ(301台)が続く。
しかし、記事は問題点の指摘も忘れてはいない。韓国で使われている技術は、最先端の米国に4.2年遅れているという。日本と欧州連合(EU)の遅れはそれぞれ1.4年で、韓国よりも高度だった。
