【衆院選】前原氏は小池氏に「マザー・テレサの心で」と懇願 去った枝野氏
更新希望の党への期待は一気にしぼみ、再び膨らむことはなかった。
<< 下に続く >>
枝野氏もとめられず
10月1日午後の民進党本部で膝を交えた前原、元官房長官の枝野幸男に笑顔はなかった。旧知の間柄だが、先の民進党代表選でたもとを分かち、枝野は左派グループの頭目として新党結成に動いていた。
動きを封じなければ、民進党はバラバラになり、自民党を利するだけ。前原と、元外相の玄葉光一郎は「今は安倍政権を倒すことが最優先なんだ」と翻意を促したが、枝野はにべもなかった。
「民進党が積み上げてきたものと希望の党の政策は方向性が違うだろ? 『今こそ枝野が立て』という声も多いんだよ」
結局、枝野は言質を与えぬまま党本部を立ち去った。数時間後、枝野は反小池の急先鋒である前民進党幹事長代行、辻元清美に電話でこう伝えた。
「明日、新党結成を表明したい。協力を願います」
民進党分裂が決定した瞬間だった。枝野は10月2日、「立憲民主党」結党を宣言した。
「排除宣言」で期待砕く
前原の目算が狂った理由は2つある。一つは小池の不出馬、もう一つは小池の「排除」宣言を受けた立憲民主党結成だった。
前原は9月28日の民進党両院議員総会で決して嘘をついたつもりはない。


