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小池氏の「6分間の挨拶」はこうすべきだった 逆風の原因は「本当に謝罪するべき相手」をスルーしたから

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小池氏の「6分間の挨拶」はこうすべきだった 逆風の原因は「本当に謝罪するべき相手」をスルーしたから

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 懇談会であり、謝罪会見でも何でもないのですが、結果的に謝罪をしていますので、謝罪会見の一種ともいえましょう。毎度謝罪の度に問題視されるのが「誰に対して謝るか」を間違えることについてです。これを間違えると、謝罪道として未熟と扱われ、謝罪をしたくせに許してもらえないというヤブヘビ状態になります。不倫したベッキーが会見で不倫相手の川谷絵音の妻に謝るのではなく、まずはCM広告主等の仕事関係者に謝ってバッシングをくらった例が一番分かりやすいでしょう。

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◆小池氏が見誤った「本当に謝罪すべき相手」

 今回の懇談会は冒頭の6分だけ記者に公開しました。その後は非公開になったわけですから、記者に公開した部分の「後」で、仲間の皆さんに【1】【2】という謝罪をしたうえで、【3】の「安心してください、これだけ支援者がいます」とやって【4】の「私はもう関係ない」と宣言すれば良かった。

 小池氏は挨拶の冒頭に記者を入れた目的を見誤りました。この6分という公開の場でやるべきは「本当に謝罪すべき相手への謝罪」だったのです。それは誰かといえば、東京都民です。小池氏は都知事としての仕事はしていたでしょうが、9月末からは選挙でどうしようもなく忙しかったはずです。しかも選挙戦が始まってからは、希望の党の候補者の応援演説で北は北海道から南は九州まで全国各地を回っていました。これだけの移動距離と演説の連続では体力も消耗するし、睡眠不足にもなるでしょう。

 都民が選んだ首長が、都政に精を出すのではなく、総理大臣の野望をギンギンにみなぎらせ9月25日に結党。以後テレビ情報番組を席巻し、「すわ、政権交代なるか!」といった予感ももたらし一気に解散総選挙の主役に躍り出たわけです。その後の民進党との合体に伴うゴタゴタと失速についてはこれ以上言及しませんが、“国政選挙に熱心過ぎる都知事”というものは正直都民からすれば「お前、他にやることあるだろ……」と言いたくなります。

◆こう謝罪すれば逆風は吹かなかった?

 懇談会の冒頭の6分間というのは、都民に対する謝罪をする場、とだけ考えれば10月25日夕方以降の逆風は若干変わったかもしれないんですよね。都政において小池氏の「決断」「問題解決」を待っている人は多岐にわたりますが、象徴的存在として具体的に名前を挙げて謝罪をする候補となったのは築地の市場関係者と五輪関係者でしょう。結局小池氏と都政に関しマスコミの取り上げる話題が圧倒的に「市場移転」「東京五輪」の2つに偏っているわけですから、この2つについては言及せざるを得ない。あとは希望の党に票を投じた支持者にも詫びる必要はある。

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