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米国発の宇宙旅行前進 スペースXとボーイングが年内に有人飛行

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米国発の宇宙旅行前進 スペースXとボーイングが年内に有人飛行

配信元:ブルームバーグ 更新

 米民間宇宙ベンチャーのスペースXと米航空機大手ボーイングは今年、有人の宇宙飛行に踏み切る計画だ。米国発の宇宙船としては、2011年のスペースシャトル計画の終了後初めてとなる。両社は技術確立後には一般向けの旅行者や他国の宇宙飛行士を乗船させるなど手を広げる方針で、高額を支払う旅行者をめぐる宇宙旅行商戦も視野に入れる。

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 火星移住に一歩

 今後数カ月にわたる多数の実験が問題なく終了すれば、ボーイングは11月、宇宙船「CST100スターライナー」に2人の宇宙飛行士を乗せ、地球軌道への飛行を行う。スペースXの「クルー・ドラゴン」はその翌月に続く予定。両社は初の宇宙への有人飛行を第1段階とし、近い未来に低軌道を超えた宇宙空間への飛行を目指している。

 スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)にとっては、米航空宇宙局(NASA)の人員を乗せて安全に飛行できると示すことは、最終的な目標である人類の火星移住に向けた重大な一歩となる。

 ボーイングのマレンバーグCEOが掲げる目標もマスク氏に見劣りしない。マレンバーグ氏は「火星に初めて到達する人類はボーイング製のロケットに乗っているだろう」と述べている。同社の宇宙事業の歴史は長く、1960年代に「サターン」計画を主導し、国際宇宙ステーション(ISS)の運営にも関わっている。

 今年の実験が成功すれば、米国にとってはロシア国営宇宙開発企業、ロスコスモスへの依存からの脱却にもつながる。現在は米国の宇宙飛行士がISSに向かう際、1回当たり約8000万ドル(約88億円)を払ってロシアのソユーズ宇宙船に乗らざるを得ない。

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