茂木敏充経済再生担当相は２４日の記者会見で、１８日の日米首脳会談で合意した新しい貿易協議「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための日米協議」に関し、「閣僚級協議のスタートが６月中旬以降になる」との見通しを示した。

　米国側が求める可能性のある２国間の自由貿易協定（ＦＴＡ）は「念頭に置いていない」とし、改めて受け入れない考えを強調した。

　茂木氏は貿易協議での日本側の交渉担当者。初回の閣僚級協議については「（日本の）国会の日程や、日米双方での準備がある」などとし、国会終了後に行われるとの見方を示した。