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【ビジネス解読】「即席麺大国」韓国で異変!? メーカー4社、4年ぶりマイナス成長のワケ

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【ビジネス解読】「即席麺大国」韓国で異変!? メーカー4社、4年ぶりマイナス成長のワケ

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 国民1人当たりの消費量が世界一を誇る「即席麺大国」韓国で異変が起きている。メーカー4社が4年ぶりにマイナス成長に陥ったというのだ。今や国外でも人気を集める韓国民の「ソウルフード」だが、肝心のおひざ元でなぜ失速したのか-。

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 「超辛い」「これは想像以上だ」。動画投稿サイト「ユーチューブ」では、国籍を問わず真っ赤な即席麺をすする人の動画が数多く掲載されている。中には、身をよじらせ、水をがぶ飲みする人の姿も。食されているのは韓国の食品メーカー、三養食品が2012年4月に発売した激辛鶏焼きそば「プルダックポックムミョン」だ。韓国の即席麺の定番といえば、農心の「辛ラーメン」だが、プルダックポックムミョンはその2倍の辛さらしい。動画が話題になったことなどで大ヒット商品になった。

 世界ラーメン協会(本部・大阪府池田市)の統計によると、1人当たりの即席麺の消費量は韓国が年間約74食(16年)で世界一。ちなみに日本は約45食だ。

 韓国初の即席麺は日本の明星食品の技術提供を受け、三養食品が1963年に発売した。以降、さまざまな商品が発売されたが、韓国の即席麺文化のルーツはやはり日本にあるわけだ。

 定番・辛ラーメンは86年の発売。91年から韓国の即席麺市場でトップを維持しており、日本や中国、米国など世界約100カ国に輸出されるグローバルブランドでもある。

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  • 韓国の激辛即席麺に挑戦する人の動画(ユーチューブより)

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