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【論風】サイバー強国イスラエル 日本は産業面で交流活発化を

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【論風】サイバー強国イスラエル 日本は産業面で交流活発化を

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 このような飛躍の原因は、周囲を敵に囲まれている状況と国家によるICT(情報通信技術)人材育成策にある。イスラエルは、不法占拠が続く入植地問題、国連決議違反などもあって周辺のアラブ諸国との対立が続いている。その結果、国防軍は設立以来5度の大規模な戦争を経験し、世界で最も練度の高い軍隊の一つだと評価されている。特に国防軍のサイバー諜報部門の8200部隊は、技術レベルが極めて高く、サイバーセキュリティー技術等の研究、諜報活動(通信傍受、暗号解読、メディア、インターネットなどからの情報収集)、サイバー攻撃および防御を主な任務としている。

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 ここでキャリアを積んだ人材は、培った人脈を活用し退役後に起業したり、国内外の関連企業に高額の報酬で迎えられる。サイバー最前線で日々実戦を通じて養成された攻撃能力やスキルは、高度な防御技術にも直結し、世界中の関連機関や企業からのニーズは高い。そこには軍から産への強力なエコシステムが見て取れる。

 一方、人材育成では、義務教育は5歳からスタートし、小学校からプログラミングを学び、その後18歳で男女ともに徴兵される。ここでは、一律に同じ任務に就くのではなく、さまざまなテストで選抜が行われ、最優秀の人材は、最新軍事技術の開発に専念するか先の8200部隊に採用され、さらに上の人材となっていく。いわば兵役が一種のインキュベーションセンター的な役割を果たしているのである。イスラエルは、国土も狭く天然資源もない。人だけが資源である。その文化風土は、権威におもねることなく、自由に議論し、チャレンジが奨励される。このような風土の下、産学官が柔軟な人材交流を通じて技術開発を行っている。

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