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タイ、大洪水の悪夢再びか ダムの水位急上昇、貯水率100%超えも間近

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タイ、大洪水の悪夢再びか ダムの水位急上昇、貯水率100%超えも間近

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 しかし、北部を中心に山間部に降る雨は着実に他のダムの水位も上げており、予断を許さない状況に変わりはない。このため、IEATでは本部内に洪水監視センターを設置して24時間体制での監視を続けている。水位の変化や天候をリアルタイムで計測し、企業活動への影響が予想されたときはいち早く通報する方針だ。

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 また、タイ政府も今年から、国土の中心部を流れるチャオプラヤー川など主要河川に大型の放水路を建設、洪水を回避させる治水対策を始めている。

 国際協力機構(JICA)の提言を受けたもので、バンコク近郊の下流から順次建設を進める考えだ。事業総額は約3700億バーツ。25年までの完成を目指している。(在バンコクジャーナリスト・小堀晋一)

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  • 普段は美しい自然で知られるワチラロンコンダム湖(カンチャナブリー県)=昨年12月、小堀晋一撮影

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