【安倍政権考】荒れる好漁場「大和堆」、日韓漁船がトラブル 背景に暫定水域
更新日本海にある好漁場「大和堆(やまとたい)」周辺が荒れている。スルメイカなどの水産資源が豊富だが、11月中~下旬に韓国側の警備艦が“勘違い”で日本漁船に操業中止を要求したり、日韓の漁船が衝突する事案が発生した。いずれも日韓漁業協定で、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)周辺に設けられた両国漁船が乗り入れ可能な「暫定水域」周辺で起きた騒動。相次ぐトラブルを解消するため、早期のルールづくりが求められる。
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協定に違反
「韓国側警備艦による日本漁船への一連の行動は、明らかに日韓漁業協定に反しており、わが国としては断じて受け入れることができない」
菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)は11月22日の記者会見で、韓国側の警備艦から日本の漁船に操業中止などを求めたことを強く批判した。
問題が起きたのは11月20日夜。日本の排他的経済水域(EEZ)内の大和堆周辺で操業中の日本のイカ釣り漁船「第八十五若潮丸」に対し、韓国海洋警察庁警備艦が無線を通じ、操業中止と海域移動を求めた。
海上保安庁の巡視船がこの無線を確認し、韓国警備艦に「日韓漁業協定上、要求は受け入れられない」と通知。現場は日韓の暫定水域だった。
