ニュースレビュー

5.12~16 海外

 ■アプリ独占販売めぐり訴訟へ

 米アップルが、アプリ販売を自社の「アップストア」で独占し、アプリの価格が不当に高くなっているとして、米国の消費者がアップルに起こした訴訟で、米最高裁は13日、消費者に原告の資格があるとの判断を示した。消費者による独占禁止法違反の訴訟が本格的に始まる。

 ■中国、来月1日から対米報復

 中国政府は13日、米国からの輸入品600億ドル(約6兆6000億円)分の追加関税率を従来の最大10%から最大25%に引き上げると発表した。米国が2000億ドル分の中国からの輸入品に課している追加関税率を引き上げたことへの対抗措置で6月1日から実施する。

 ■米は対中関税「第4弾」発表

 トランプ米政権は13日、中国への制裁措置「第4弾」として輸入品3000億ドル(約33兆円)分に最大25%の追加関税を課すと発表した。対象はスマートフォンや靴など3805品目に上り、消費財が幅広く含まれる。発動すれば、ほぼ全ての輸入品が対象となる。

 ■アリババ売上高51%増

 中国のアリババグループが15日発表した2019年3月期決算は、売上高が前期比51%増の3768億元(約6兆円)だった。大手インターネット出前業者を買収したことなどが主因。一方、株式報酬費などがかさみ、本業のもうけを示す営業利益は18%減の570億元だった。

 ■中国消費、16年ぶり低水準

 中国国家統計局が15日発表した4月の小売売上高は前年同月比7.2%増となった。伸び率は2003年5月(4.3%増)以来、15年11カ月ぶりの低水準となり、市場予測を下回った。米中貿易摩擦のあおりで景気減速が続き、消費の勢いがそがれた。

 ■ファーウェイ、米市場から排除

 トランプ米大統領は15日、米企業に対し、安全保障上の脅威があると認める通信機器の使用を禁じる大統領令に署名した。中国の華為技術(ファーウェイ)の製品などが念頭にある。米商務省もファーウェイと子会社に電子部品などを許可なく輸出することを禁じると発表した。

 ■失速防止装置の改修完了

 米航空機大手ボーイングは16日、最新鋭機ボーイング737MAX8の墜落事故時に誤作動が起きた自動失速防止装置について、改修を完了したと発表した。米連邦航空局(FAA)に操作方法などに関する詳細な情報を提出した後、認可を申請する。

 ■ソニーと米MS、戦略提携

 ソニーと米マイクロソフト(MS)は16日、クラウドを活用したゲーム事業や人工知能(AI)分野で戦略的提携を結ぶと発表した。両社はゲーム専用機でライバル関係だが、関心が高まるクラウド型ゲームに米グーグルが参入を表明しており、手を組んで迎え撃つ。

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