海外情勢

タイ北部、旧共産主義拠点が観光地に 当時の施設保全、歴史に学ぶ

 マナットさんは軍人時代、共産主義勢力と相対する任務に従事した。82年には拠点を攻撃するよう命じられたが、マナットさんらが到着するよりも前に全員が逃げ出していたため攻撃しないで済み、「内心ではほっとした」と打ち明ける。

 国立公園には年間約20万人が訪問し、同拠点を見学する人もいる。タイ人が多いが、オランダ人や日本人もいるといい、マナットさんは「この場所で、どんな歴史があったかを知ってほしい」と話した。毎年10月ごろには、拠点で活動した元学生とマナットさんのような軍側の人らが一堂に会し、当時を振り返るイベントも行われているという。同僚と訪れたピサヌローク県の女性公務員、カニッタさんは「10年前にも来たが、ここに来ると昔にタイムスリップした気持ちになる」と話し、歴史に思いをはせていた。(ピサヌローク 共同)

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