5日の東京株

366円安 円高進み業績悪化を警戒 2カ月ぶり安値

 週明け5日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続落し、節目の2万1000円を下回った。米中の貿易摩擦激化による国内上場企業の業績悪化を警戒し、売り注文が膨らんだ。終値は前週末比366円87銭安の2万0720円29銭で、約2カ月ぶりの安値を付けた。円相場は一時1ドル=105円台後半まで円高が進み、国内製造業の採算悪化を招くと意識された。安全資産とされる日本国債は買われ、長期金利は約3年ぶりの低水準となった。

 トランプ米大統領が対中制裁関税第4弾を発動する意向を示したと伝わった前週末2日も大きく売られており、平均株価は2営業日で計820円下げた。東証株価指数(TOPIX)終値は27・58ポイント安の1505.88だった。

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