2日の東京株

84円安 米中リスク意識、輸出株に売り

 2日の東京株式市場は、米中貿易摩擦への警戒感から日経平均株価が反落した。終値は前週末比84円18銭安の2万0620円19銭だった。商いは少なく、東京証券取引所第1部全体の出来高は約8億200万株と、2005年1月以来約14年8カ月ぶりの低水準となった。

 米国が1日に対中制裁関税第4弾を発動し、世界経済の先行き不透明感が意識された。2日の米株式市場は「レーバーデー(労働者の日)」の祝日のため休場で、参加を控える投資家が多く、様子見ムードが広がった。

 2日の東京市場では「改めて米中対立のリスクが意識された」(国内証券)ことで、朝方から売りが先行。外為市場で円高ドル安が進行し、輸出株の一角に採算悪化を懸念した売りが出た。

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