17日の東京株

21円安 相場過熱で利益確定売り優勢

 17日の東京株式市場の日経平均株価は5営業日ぶりに小幅反落した。終値は前日比21円06銭安の2万2451円86銭。相場に過熱感があり、当面の利益を確定する売り注文を出す動きが優勢になった。

 東証株価指数(TOPIX)は7.35ポイント安の1624.16。出来高は約11億1400万株。

 平均株価が16日までの4営業日で計1000円超上昇し、年初来高値を更新したため、反動で幅広い業種の銘柄に売りが及んだ。「米中貿易協議の部分合意を好感した買いは一服した」(大手証券)との声があった。

 16日の米国株安も投資家の慎重姿勢につながった。

 ただ円相場は対ドルや対ユーロで緩やかな円安傾向が続き、企業業績悪化への懸念が後退して平均株価は前日終値を上回る場面も目立った。

 市場では英国の欧州連合(EU)離脱問題への関心が高まっており、17日開始のEU首脳会議をにらみ、模様眺めの雰囲気もあった。

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