株価・外為
長期金利11カ月ぶりプラスに 米中協議進展が影響
20日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(356回債、表面利率0・1%)の終値利回りが前日より0・015%高い0・005%だった。1月下旬以来、約11カ月ぶりのプラスとなった。
米中貿易協議が進展し、19日の米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新。世界経済の先行き懸念が和らいだとの見方から、リスク志向が強まり安全資産とされる国債が売られ、利回りは上昇した。10年債の利回りは、9月上旬に過去最低水準のマイナス0・295%まで一時下落したが、その後は上昇傾向になっている。
大阪取引所10年国債先物の中心限月である令和2年3月きりは25銭安の151円79銭。