海外情勢

ベトナムが異例の刑務所公開 人権保護懸念の外国メディアに反論

 ベトナム政府は先ごろ、南部ビントゥアン省ハムタンにある「トゥドク刑務所」を一部外国メディアに公開した。ベトナムが国外の記者に刑務所の取材を認めるのは異例。国連機関などが人権保護の観点から衛生環境などについて懸念を示していることに対し、問題ないと反論した。

 約6000人を収容するベトナム最大級の刑務所で、外国人受刑者も約150人いる。刑務所側は生活態度の改善など受刑者の更生を考慮した指導をしていると説明。「衛生面には十分配慮しており、医療も提供している。差別なく、全ての受刑者に必要な対応をしている」と説明した。

 取材が認められたのは主に外国人が収容されている区域。刑務所に日本人で1人だけ服役している60代男性は「大きな問題はないが、ここでは日本語の雑誌が読めず、日本人の話し相手もいない」と語った。

 ベトナムの刑務所をめぐっては、米国務省がまとめた2018年版人権報告書が過密な収容や不衛生な食事、政治犯への差別的な待遇といった問題点を指摘。国連の自由権規約委員会も懸念を示している。(ハムタン 共同)

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