海外情勢

米国産中心のビール消費、見通しは慎重姿勢 カウエン調査 若者の嗜好品シフト

 カウエンは米国産を中心とするビールの消費見通しについて慎重姿勢を維持している。愛飲家が蒸留酒やセルツァー(アルコール入り炭酸飲料)を好むようになったほか、若年層の間でアルコール、たばこ離れが進んでいることが新たな調査で分かった。

 ビビアン・エーザー氏らアナリストはリポートで、従来型の嗜好(しこう)品からシフトする10代の若者が増える中、「たばこ」対「電子たばこ」、「アルコール」対「大麻」でトレードオフの構図が続いていることがデータで示されたと指摘した。

 エーザー氏は「輸入品を含む一部のビールは健全なペースでの拡大が続いている」とする一方、「消費者の健康志向の高まり」に関連し、生涯を通じたアルコール摂取量が減少している点にも言及した。

 カウエンの個別分析は以下の通り。

 ・コンステレーション:米国の輸入ビール市場を牽引(けんいん)する中、シェア拡大。「モデロ・エスペシアル」と「コロナ」シリーズが成長をもたらしている。投資判断は「アウトパフォーム」。

 ・ブラウンフォーマン:蒸留酒部門のシェア拡大が続いているうえに、同社は高級バーボンとテキーラ事業で伸び続けており、「地位は盤石」。関税関連コストで利益率が最近圧迫されているものの、「米国内の蒸留酒事業は健全な状態」。投資判断は「アウトパフォーム」。

 ・アルトリア:調査データは「製造業者にとってマイナス」のように見受けられるが、「たばこ消費の減少が最近やや落ち着いた」ことをニールセンの業界データが示している。投資判断は「マーケットパフォーム」。(ブルームバーグ Felice Maranz)

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング