海外情勢

5G、デジタル通貨など議論 ボアオフォーラム、3月24日から年次総会開催

 アジアを中心に世界の政財界要人が経済協力などについて話し合う中国主導の国際組織「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」は、毎年恒例の年次総会を3月24~27日に海南省博鰲で開催する。世界経済の展望や第5世代(5G)移動通信システム、デジタル通貨など幅広いテーマについて意見交換などが行われる見通し。

 北京市内のホテルでこのほど行った記者会見で、ボアオ・アジアフォーラムの李保東・秘書長が詳細について説明した。今回のテーマは「世界の変局に対応し、手を携えて未来を共創する」。李氏は「現在、世界経済は分かれ道に来ており、変化と不確実性に満ちている」との考えを述べた。

 当初計画では、2020年の年次総会は開幕式などを含む50余りのイベントを用意。5つのカテゴリーとして「発展の大勢」「産業変革」「イノベーションの最前線」「美しい生活」「グローバル・ガバナンス」を設定し、それらに関連する議題について話し合われる。

 「発展の大勢」では、世界経済の展望や地政学、地域協力協定、気候変動、自由貿易区などが議題となる。「産業変革」は製造業のモデルチェンジ、プラットフォーム・エコノミー、ビジネス環境、通貨政策、エネルギーのモデルチェンジ、資本流動と小売業などで、「イノベーションの最前線」は5G、人工知能(AI)、ITと金融が融合した「フィンテック」、ビッグデータ、未来都市、宇宙探査など。「美しい生活」が教育、貧困減少、高齢化、若者、女性、健康、文化、旅行、メディア、スポーツなどで、「グローバル・ガバナンス」が20カ国・地域(G20)協力、デジタル通貨ガバナンス、経済安全保障、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」などとなる。

 年次総会には、世界各地の国家指導者や政府高官、国際組織の責任者、企業家、経済学者、メディアのトップなど2000人超の参加を見込む。(北京 三塚聖平)

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